朝日新聞 熱中症対策で少年サッカー連盟と全面対立2019年06月28日 18:44

少年サッカーに関する気になる記事とその後の顛末を追いたいと思います。

始まりは、朝日新聞一面に掲載されたこの記事です。
2019.05..19
https://www.asahi.com/articles/ASM5L0C1YM5KUTQP029.html

見出しは、
東京都少年サッカー、夏の公式戦禁止 異例の熱中症対策

都合の悪い記事はネット上から削除されてしまうことが多いので、念の為、要約しておきます。
・東京都少年サッカー連盟が今年から7、8月の公式戦を全面的に禁止する。
・同連盟の吉実雄二委員長は「試合をこなすことよりも子供の命、安全が大切だ」と話し
・今回の都少年連盟の決定は先駆的な事例となる
といったところが趣旨です。

ネット上では、近年の猛暑を鑑み、 東京都少年サッカー連盟の決定に対する、 賛同意見が転載サイト、Twitter等に数多く寄せられました。

ところが記事掲載直後から、東京都少年サッカー連盟に加盟する、 多くのチームにおいて、この記事は誤報であり、夏も公式戦を行う旨、 保護者に伝達されていました。

そして決定打となる記事が 6月26日、
http://www.u12tfa.jp/
東京都少年サッカー連盟により発表されます。

2019/06/26 <お知らせ>朝日新聞の朝刊掲載記事(5月19日)の対応について
詳しくはこちらから>>>朝日新聞への対応
http://www.u12tfa.jp/top/taiou_20190519.pdf
朝日新聞の記事に対する明確な否定であり、 誤報として指摘、公表です。

この間、05.19から06.26までずいぶん時間がかかっていますので、 両者でどのようなやりとりがされたのか、想像がつきませんが、 双方の言い分が全く食い違っている、 朝日に一面に掲載された記事に対し、 東京都少年サッカー連盟は明確に反論していることは事実です。

ここ数年、若い命が熱中症のため救急搬送され、 不幸な事件も起きている以上、 朝日の報道にはまさに“大英断”という印象を受ける一方、公式戦が減る分、杜撰な管理のもと、練習試合等が多くなるだけなのか、といった思いも抱きました。

ここまで両者の主張が食い違う以上、 朝日新聞としても誤報を認めるか、何らかの反論をするのか、 注目していきたいと思います。